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『彼女がスカートを装着したプロセスをもう一度見てみよう!』




  リピュア12話『お兄様のレストラン』で咲耶たちが帰るところからの続きです。

咲 耶「じゃ、楽しんできてね。」
 兄 「うん。ありがとう」

 咲耶たちが玄関を出て行き、みんなは部屋に戻る。

雛 子「わ〜い、おでかけ、おでかけ〜」
亜里亜「あ り あ も い く の〜」
花 穂「花穂、どんなお洋服着てこうかなぁ」
 衛 「服?あっ!もしかして、ちゃんとした服とか着てかなきゃいけないようなとこなの?」
 兄 「う〜ん、どうだろ。もしかしたら、そうかもしれないね。」
 衛 「うわ〜どうしよ!ボクそんな服持ってないよぉ」
花 穂「あ!じゃあじゃあ、衛ちゃん、花穂のうちに来ない?花穂の服、貸してあげる」
 衛 「いいの?花穂ちゃん」
花 穂「うん!ちょうど衛ちゃんに似合いそうなのがあるんだぁ」
 兄 「うん、じゃあそうするといいよ。
	ぼくもかわいい服を着た衛ちゃんをみてみたいしね」
 衛 「あにぃ…、じゃあ、お願いできるかな?花穂ちゃん」
花 穂「うん!」
雛 子「ひなも、ひなも、かわいいふく、きるぅ〜〜」
亜里亜「あ り あ…ふ り ふ り が す き〜」
 兄 「はいはい、じゃあ公園に7時。いいかな?」
 衛 「うん!わかった!」
花 穂「はい、お兄ちゃま」
雛 子「ひなはおにいたまといく〜!」
亜里亜「あ……」
 兄 「亜里亜ちゃんは今じいやさんに連絡するから
	そしたら雛子ちゃんと一緒に行こうか。」
亜里亜「にぃや〜」
 衛 「うん、じゃ行こっか。花穂ちゃん。あにぃ!またあとでね」
花 穂「あ!待って衛ちゃん。
	じゃあお兄ちゃま、花穂ぜったい遅れずにいくから!」
花 穂「ぜったい、ぜったい遅れずに行くから待っててね」
 兄 「うん、じゃ、またあとで」

衛と花穂、花穂の家に向かう

 衛 「ねぇ花穂ちゃん」
花 穂「なぁに衛ちゃん」
 衛 「その…ボクに似合いそうな服ってどんな服?
花 穂「ああ!えっとねオレンジ色のね上下おそろいのやつなの。
	きっと衛ちゃんに似合うと思うなぁ」
 衛 「オレンジ色のズボン?う〜ん、ちょっと変じゃない?」
花 穂「やぁだ、ちがうよぉ。ズボンじゃなくて、スカートだよぉ」
 衛 「スカート?えと…ボクスカートなんて似合うかなぁ…」
花 穂「だいじょうぶだよぉ、
	それに、せっかくのお兄ちゃまとお食事するんだか
	おめかししなきゃ!」
 衛 「おめかし…そう…だよね。ボクがんばる!」
花 穂「うん!がんばろ!」

ふたり顔を見合わせて笑う。
花穂に家に着く。

花 穂「さぁどうぞあがって、衛ちゃん」
 衛 「じゃあ、おじゃましま〜す」
花 穂「こっちこっち、はやっ…きゃ!」

花穂転ぶ。

 衛 「花穂ちゃん!だいじょぶ?」
花 穂「あはは、だいじょぶ、だいじょぶ。それより、こっち!」
 衛 「ああ!待って花穂ちゃん!」

花穂の部屋に来る

 衛 「うわぁ!あいかわず花穂ちゃんの部屋はかわいいなぁ、ボクの部屋とは大違い」
花 穂「そんなことないよぉ、衛ちゃんの部屋だってかっこよくて素敵だもん」
 衛 「へへっありがと!あっ!この子新しい子だね」

チェストの上に置かれたイルカのぬいぐるみを手に取る

花 穂「うん!こないだママに買ってもらったの。る〜くんっていうんだぁ」
 衛 「じゃあ、る〜くんよろしくね!」

ぬいぐるみにキスをする衛。

花 穂「うふふ。あっ!あった。衛ちゃんこれ着て見て。」
 衛 「ん?どれ?」

ぬいぐるみを置いて花穂に近寄る。
花穂に見せたのはオレンジの上下にリボンとフリルのついたピンク色の上着だった

 衛 「これ…ボクが着るの?」
花 穂「そう!ほら、はやく!お兄ちゃまとの時間に遅れちゃうよ」
 衛 「あっそうか…わかった。着てみる。」

着ていた服を脱ぎ、渡された服に袖をとおす。
横で花穂も着替え始める。

 衛 「どう…かな?変じゃない?」
花 穂「あっちょっと待って。」

少し曲がっていた胸元のリボンをきれいに結びなおす。

花 穂「これでよし!うん!かわいいよぉ!」
 衛 「ありがと。えへへ…そう…かな、あにぃ喜んでくれるかな」
花 穂「うん!きっとかわいいって言ってくれるよぉ
	衛ちゃん花穂は?花穂はどお?」
 衛 「うん!花穂ちゃんもかわいいよ。頭のリボンがすっごく似合ってる」
花 穂「えへへ〜このりぼんねぇ、お気に入りなんだぁ」
 衛 「あっ!いけない花穂ちゃん。そろそろ行かないと!」
花 穂「あっほんとだ。じゃ、行こっか衛ちゃん」

玄関に出る。

花 穂「あっ衛ちゃん、これ…入る?」
 衛 「え?靴?」
花 穂「そう。せっかくおめかししたんだもん、靴もちゃんとね」
 衛 「そっか、この服にスニーカーってわけにはいかないか。
	うん、だいじょぶみたい。」
花 穂「じゃあ、しゅっぱ〜つ」

家を出て待ち合わせ場所に向かう。

花 穂「ん?どうしたの?衛ちゃん」
 衛 「あ…いや…その、スカートってその…す〜す〜してなんかちょっとね」
花 穂「え〜?そうかなぁ。」
 衛 「でも、あにぃに喜んでもらうためだもん。我慢する!」
花 穂「花穂もはやくお兄ちゃまにこの服みてもらいたいなぁ」
 衛 「じゃぁ急いであにぃのとこ、行こっか」
花 穂「ああっだめだよぉスカートで走っちゃぁっ衛ちゃぁん」

待ち合わせ場所。
ちなみに結局歩いてきました。

 衛 「この辺だと…あっいた!あにぃ〜!」
花 穂「えぇ?どこ?」
 衛 「ほらっあそこ!行こ!」
花 穂「あっ待って衛ちゃん!」

兄の元へ駆け寄るふたり。

雛 子「あっ!まもるちゃんだぁ。お〜〜い」
 兄 「ほんとだ。おーい」
 衛 「おまたせ!あにぃ!」
花 穂「お兄ちゃまっ。花穂、遅れなかったよ。約束きちんと守れたの。」
 兄 「うん。えらいね、花穂ちゃん」
花 穂「えへへ。あっお兄ちゃまこの服どお?かわいい?」
 兄 「かわいいよ。とっても」
 衛 「あ、あにぃっ…ボ、ボクは…その…どう…かな?」
 兄 「うん。衛ちゃんもすっごくかわいいよ
	スカートもよく似合ってる。」
 衛 「えへへ…そうかな。」
花 穂「よかったね。衛ちゃん。」
 衛 「うん。ありがとう。花穂ちゃんのおかげだね」
雛 子「ねぇ、おにいたま〜かほちゃんたちきたんだからはやくいこうよぉ〜
	ひな、おなかすいた!」
亜里亜「あ り あ も〜 お な か す い た〜」
 兄 「ははは、じゃ、行こうか。」

以下本編に続く!

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