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『四鈴』
18禁作品です注意!


「ふふふふ〜ん♪、ふふ〜んふ〜んデス〜♪」

 四葉は鼻歌を口ずさみながら街中を進む。
 陽もだいぶ高くなり、そろそろ店が開き始める時間。
 まばらだった人影もぽつぽつと増え始める。
 開店したばかりとおぼしき喫茶店を見つけると、慣れた様子で店先を覗きこむ。

「む〜、今日はどれにしましょうかね〜?」

 店先に並べられた紅茶の銘柄を端からなめていく。

「おっ!これは新茶ですね〜。よ〜しっ!これにしましょうっ!すいませ〜んっ!」

 買ったばかりの紅茶を胸元に抱え、さらに進む。
 やがて家並みが絶え、道の勾配がじょじょにあがり始める。
 鈴凛の家は高台の上に立っている。
 彼女の家に向かうにはこの坂道を越えねばならない。

「ふ〜っ、いい天気デスぅ〜。」

 坂道の途中で振り返るときれいな町並みが見渡せ、
 その向こうに見える海がまぶしく輝いている。
 しばらくその眺めを堪能すると、再び坂道を登り始める。
 鈴凛の家はもうすぐだ。


 ぴんぽ〜ん♪

 呼び鈴が響く。
 ・・・・・・・。

「あやや?」

 しばらく待っても、なんの反応もない。

「ま〜た何か作ってるデスね〜!
 よ〜しこうなったら、必殺!十六連射デスっ!」

 ぴぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ………

「は〜いっ!はいはいはいは〜いっ!」

 がちゃっと音を立てて扉が開き、鈴凛が顔を出す。

「おっ?やっと出てきたデスね〜」

 鈴凛を確認してやっと手を止める。

「はぁはぁ、ごっめ〜んっ!ちょ〜と夢中になっちゃって。どうぞ、あがって。」

 鈴凛は四葉を居間に通し、声をかける。

「着替えたらお茶淹れるから、ちょっと待ってて。」

 よく見れば鈴凛はまだ作業用のつなぎを着ていた。

「それには及ばないデス。今日は新茶を買ってきたから、四葉が淹れるデス。」

「えっ?いいの?」

「もちろんデスぅ。後片付けとかゆっくりしてきていいデスよ♪」

「うん。じゃ、おねがい。すぐ戻ってくるから。」

 鈴凛が廊下の奥にあるラボへ姿を消すと、
 四葉はさっそくやかんに水を入れ火にかける。
 ポットのお湯を使うよりこっちの方がおいしいお茶が淹れられるからだ。

 湯が沸くまでの間に茶漉しやティーサーバーの用意をする。

「ん?」

 ふと窓の外へ目をやると洗濯物やシーツが風に揺れている。
 四葉が見たのはその中に有る下着。ブラと2枚のショーツ。

「ふふふ〜ん♪」

 にやり…と笑うと何を考えたのかやかんもそのままにトイレへと向かう。
 用を足すわけでもなくすぐに出てくると再びやかんの前で準備を進める。

「ふふ〜♪鈴凛ちゃんも、いけない子デスね〜」

 にやにやしながら準備を進め、紅茶をティーサーバーに移す頃鈴凛が戻ってくる。

「おまたせ〜、ん?どしたの?」

 やけに楽しそうにしている四葉を見ていぶかしむ。

「なんでもないデス♪」

「そう…、あっそうだ昨日白雪ちゃんに会って、四葉ちゃんが来るって言ったら
 今朝、スコーンを持って来てくれたんだ♪」

「わぉ、それはいいデス♪」

「じゃあ、さっそくたべちゃおっか。」

 四葉がお茶を注ぎ、鈴凛がスコーンを盛り付ける。

「「いただきま〜す。」」

 昼前のささやかなお茶会。
 たちこめるオレンジペコーの香りを感じながら、白雪ちゃん特製のスコーンを味わう。

「やっぱり白雪ちゃんの作るお菓子はおいしいね。」

「そうデスね〜。むぐむぐ、それはそうと鈴凛ちゃん。」

「ん?なに?四葉ちゃん。」

「待ちきれなくて、一人でしちゃったデスか?」

 何の前触れもなく、しれっと言う。

「え?」

 問われた鈴凛も最初何を言っているのかわからなかった。
 四葉の言葉をもう一度頭の中で反復してようやく意味をさとる。

「!!……な、なんのこと?!」

「ごまかそうとしたってダメデス♪四葉にはわかってるんですから」

「ごまかすなんてあたし…そんな…」

「外の洗濯物。ブラは一つだけなのにショーツは2枚あるデス。
 これはつまりショーツだけを汚すようなことをしちゃったってことデス」

「それは…その…生理で…」

「トイレのエチケットボックスには何も入ってなかったデス♪」

「見たの?!」

「名探偵四葉に隠し事は出来ないのデスっ!!」

「もう……」

 自信満々に胸を張る四葉を見て、鈴凛は大きなため息をつく。

「さぁ白状するデスっ!しちゃったデスね?」

 持っていたティーカップを一気に空にすると鈴凛の隣にやってきて詰め寄る。

「し、してない…よ…。」

「ま〜だそんなことゆ〜デスかっ。」

 頬を染め、うつむく鈴凛にさらに詰め寄り、
 すばやくスカートのファスナーを下ろすと右手をその中に差し入れる。

「あっ!やぁっ!」

 スカートの中に忍びこんだ右手が鈴凛のあそこにそっと触れる。

「あっ!」

「ふふっ鈴凛ちゃんのココは正直デスね。ふふふ〜っ♪」

 先ほどの会話で意識してしまっていた体は四葉の愛撫にすぐに反応してしまう。
 四葉の指が動きに合わせて鈴凛は体をかすかに震わし、熱っぽい吐息が唇からこぼす。

「ふぁ…んぅ…はぁはぁ…あぁ…ん…」

「しちゃった…デスね…?」

 唇をみみもとに寄せ、囁くように問いかけると、耳たぶをそっと噛む。

「はぁっ…!はぁはぁ…は…い…」

「ふふっやっと素直になったデスね。」

 満足そうににやりと笑い。耳に息を吹きかける。

「はぁぁぁ……はぁはぁ…」

「一人でしちゃういけない子にはおしおきが必要デスね。」

「お…、おしお…き…?」

 すでに朦朧とした頭で四葉の言葉を意味もわからない様子で繰り返す。

「そうデス。どんな…そうだっ!ふふふ〜っ♪」

 名案を思いついたいたずらっ子のような表情で鈴凛にそっと耳打ちする。

「はぁ…え…?ひと…えっ!ええっ?!で、できないよっ!そんなこと」

 夢心地でまどろんでいた鈴凛が四葉の言葉で引き戻される。

「だめデス。おしおきだから拒否はできないデスぅ♪」

「そんな…無理…」

「無理じゃないデス♪いつもしてるようにして見せてくれればいいだけデス…」

 みみもとをくすぐるように囁きながら、そっとスカートのホックをはずす。

「やっ、いつもなんて…」

 鈴凛はスカートを脱がそうとする四葉に対し無意識に自ら腰を上げている。
 そんなしぐさを見てくすりと笑いながらスカートを一気に脱ぎさる。

「あっ!」

 昼の陽射しが差し込む居間に鈴凛の白い太ももが映え、
 その付け根からはわずかに純白のショーツがのぞいている。

「恥ずかしい…」

 四葉はスカートを脱がされ、ほんのりと桃色に染まりはじめた鈴凛の太ももに手を添え、
 そっと開かせていく。
 さして力も入れていないのに魔法にかかったように鈴凛はその足を開いていった。

「やぁっ…!」

 鈴凛は顔を両手で覆い、恥らう。 
 すでに足は90度以上開かれており、
 わずかに覗いていただけのショーツは完全に露出してしまっている。
 そしてその股間部分はうっすらと湿っていた。
 それを見て取り、再び耳元で囁く。

「さぁ、見せてデス。鈴凛ちゃんが一人でしてると・こ・ろ♪」

 いやいやをするように首を振る。

「でも、鈴凛ちゃんの躰はしたがってるみたいデス…♪」

 四葉の指がしみにそってそっと撫でる。

「ふぁあっ!」

 躰をビクッと震わせ、甘い喘ぎをもらす。
 四葉の指に合わせるように息を荒げながら指の隙間から上目遣いに四葉を見る。
 四葉はそんな鈴凛を楽しそうに見つめる。

 ・・・・・。

 鈴凛は目をづむり、意を決したように左手を降ろしていく。
 震える指が自らの股間へとのび、たどたどしくなぞる。

「ふぁ…あ…ん…はぁ…ぁぁ…はぁ…」

 やがて右手も胸元へと降り、撫ではじめる。

「あれ?鈴凛ちゃん、いつも左手でいじるですか?」

「え…?うん…、そう…ん…だけど…。へん…な…の…?」

 すこしおびえた様子で喘ぎ声をこらえながら聞いてくる。
 自分のやり方がおかしいように言われ、不安になっているのだろう。

「え?ああ…そんなことないデスよ。」

 そんな鈴凛を察して頭をやさしく撫でる。

「すこしめずらしいかもしれませんけど、変なわけじゃないデス。」

 潤んだ目尻にかるいキス。
 その感触に安心したのか緊張がほどけ、かすかに微笑む。
 指の動きがわずかにいきおいを増し、
 右手がいつのまにか服の中に入りこんで直接さすり始めている。

「はあぁぁ、はぁあんぅ…はぁはぁあああぁぁ…んんぅっ…はぁ…」

 次第に激しさを増す鈴凛を眺めていると、四葉も躰の奥が火照っていくのを感じる。
 それに伴って頬が朱を帯び、熱い吐息が漏れはじめる。

「鈴凛ちゃん…かわいいデス…。」

 一方、鈴凛は自らの指の生み出す快感におどらされながらも、
 四葉に見られているという緊張から最後の一線を越せずにいた。
 時折聞こえる四葉の吐息がそのつど、鈴凛を現実へ呼び戻す。

 こらえきれなくなった四葉がそっと身を寄せ、鈴凛の首筋にくちづける。
 わずかなその刺激に鈴凛は躰をぴくんっと震わせ、甘い快感が全身をつき抜けるのを感じる。

「よ…つばちゃ…ん…、あ…たしっ、も…ダメ…、してぇ…」

 いまにも泣き出しそうな潤んだ瞳でもとめる。
 四葉も待ってましたとばかりに答える。

「しかたないデスね〜鈴凛ちゃんは。そのかわり鈴凛ちゃんも四葉のことお願いするデスよ?」

 四葉はいったん体を離すと洋服をはだけ、脱ぐ。それを見て鈴凛も服を脱ぎ始める。

 二人、一糸纏わぬ姿で見つめあう。
 ソファーに腰掛けたまま、とろんとした瞳で四葉を見上げる鈴凛と
 頬を上気させ楽しそうに見下ろす四葉。

「じゃあ、いくデスよ?」

 四葉は鈴凛の右足をはさむように膝立ちになり、
 すでに潤んで蜜をしたためたあそこを鈴凛の膝にあてる。

「んっ!」

 鈴凛は膝にあてられた四葉のあそこの熱さを感じ、さらに躰が熱くなる。
 四葉も昂奮してきたのか全身をほんのりピンクに染め、うっとりとした表情で鈴凛を見る。
 二人吸いこまれるように顔を近づけ…キス。

「んん……」

 初めは軽いキスだったのがだんだんと強く、お互いをもとめるキスへと変わっていく。

「んっ……んんぅっ…はぁ…んん…」

 やがて、それだけでは物足りないのか四葉の手が鈴凛の胸をやさしく包むように揉み始める。
 四葉の手がうごめくたび、鈴凛の躰が震えそれが四葉のあそこを刺激する。

「ふんんぅ…はぁんっはっ、あぁ…」
「んっあぁ…ふっんん…はぁ…」

 鈴凛もそっと四葉の躰へと手を伸ばし始める。
 四葉の胸に乳首を指の間にはさむように手を当て、まわすように揉み、
 もう一方の手で四葉のわき腹をそっとなぞる。

「ひゃぁっ…あっ…はぁん…ふっ…ぅぅん…いぃ…んっ」

 四葉はたまらなく腰を振りながら、鈴凛のあそこへと手を伸ばし、
 中指の先をあてると、”つぷっ”という音とともに鈴凛のなかへとうずめる。

「はぁっ!」

 四葉はそのまま根元まで指を差込むと出し入れを開始し、時折なかを掻きまわす。

「あっ!やっ!はぁああっ!はぁっ!ああぁんっ!だっ!そ…こぉっ!」

 絶え間なく互いの躰を刺激しあう。
 心地よい感覚に躰が包まれ、更なる刺激を求めあう。
 二人の唇から漏れる喘ぎ声と秘めやかなる水音だけが静寂の中に響いていた。

「はぁっああっああんっんぅっはぁはぁあっあっあぁっふぁあああっ!」
「んあっあっあっあっ、はぁああんっはぁあぁ…ひんっひぁゃぁんっ!」

 二人にはもうすでに互いしか見えていない。
 互いが与えてくれる快楽に身をゆだね、
 互いのしめす反応が悦楽を躰中にはしらせる。

「ふぁあんっ!はぁっ!」
「ひぁっ!はあぁんっ!」

 高みが近づいていた。
 とまらない激情が二人を支配し、昇り詰めていく。

「よ…、よつばちゃん、あた…し…もう…」

「よつばも…デ…スぅ…。いっしょに…いっしょにイクデスぅ…」

 鈴凛が小さくうなづき、互いの指がラストスパートをかけるように勢いを増す。
 激しくうごめく指は互いの弱いところを的確に刺激し、二人の意識を一気に押し上げる。

「「ふぁっあっ!ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!」」


 二人はビクビクと躰を震わせ、重なるようにしてソファーに沈みこむ。
 昼過ぎのちょっと強めの陽射しが差し込む中、はぁはぁと荒い息遣いだけが聞こえる。

 甘い乙女のにおいがたちこめた室内で、ただしばらく、そのまま息を整える。
 すこし落ち着くと二人顔を見合わせて照れたように笑う。

「はは…」
「へへ…」

 四葉はかるく体を起こすとそのまま床にぺたんと座りこみ、ん〜っと大きく伸びをする。

「あ〜っ、気持ちよかったデス〜っ!」

「よ、よつばちゃん…。」

 そんな身も蓋もないとすこし困り顔で四葉を見る。

「え?鈴凛ちゃんは気持ちよくなかったデスか?」

 本気で驚いたように鈴凛の方を見る。

「えっ?!いや…その…」

 聞き取りづらいほどの小さな声で”気持ちよかったけど…”とつなげる。

「なら、いいじゃないデスか。」

 よっと勢いをつけて四葉は立ちあがると換気のためかそのまま窓際の方へ向かう。

「もう…、ああっ四葉ちゃんそんな格好で窓の方なんか…ああっ!」

 四葉に声をかけようとした鈴凛が突然大声をあげる。

「どうしたデスか?鈴凛ちゃん。」

 四葉も足を止め、鈴凛のほうを振り返る。

「ソファーびしょびしょ〜。どうしよう〜…。」

 ソファーには二人の愛液の染みが大きくついていた。

「あやや〜、これは困ったデスね〜」

 戻ってきて鈴凛の足の間にできた大きな染みを覗き込む。
 でも、四葉の目はすぐに染みではなく、別のものを見つめる。
 おそらく、肌触りが気持ち悪かったのだろう、鈴凛は足を大きく広げ、
 今もまだ蜜で濡れた花びらを惜しげもなく晒してしまっていた。

「も〜っ!四葉ちゃんのせいだよっ!」

 鈴凛は自分のしている格好にも気付かず、四葉に向かって言う。

「あうっ、ごめんデス〜。でも、鈴凛ちゃん。」

「ん?なに?」

 きょとんとした表情で問い返す。

「そんな格好では、鈴凛ちゃんのかわいいとこが丸見えデス♪」

「えっ?ああっ?!」

 顔を先ほどよりさらに真っ赤にすると、あわてて手で隠し立ちあがる。

「四葉ちゃんっ!」

「あはは〜、とりあえずソファーは後できれいにするとして、
 今度は鈴凛ちゃんのベッドでするデスっ♪」

「!?まだするの?!」

「だって、鈴凛ちゃんのかわいいの見たら、またしたくなっちゃったんデス♪」

「っ……!」

 恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら口をパクパクさせる。

「さっ!いくデス♪」

 言い出したら聞かないこともわかってる鈴凛はそのまま首をうなだれる。

「もう…。」

 ため息をつく鈴凛を尻目に四葉は鈴凛の部屋に向かう。
 当然のように脱いだ服を居間に置いたまま、白い裸身を隠すことなく四葉は階段を昇っていく。
 その後姿を見上げると鈴凛の脳裏にひらめくものがあった。

「そうだっ!」

『アレを使ってみよ♪』

「ふふふっ」

 四葉に気付かれないように含み笑いをして、あとをついていく。


「?どうしたデスか?鈴凛ちゃん。」

 階段を昇りきったところで鈴凛を振り返ると何か気付いたのか聞いてくる。

「えっ?ううん?なんでもない♪ほらっ、さぁ、行こっ」

 急にご機嫌になった鈴凛をいぶかしみながらも、あまり気にせず部屋に入っていく。
 四葉はその足でまっすぐベッドに向かうとボフっと音を立てて跳び込む。

「ふ〜♪柔らかいデスぅ〜♪」

 柔らかな感触を楽しむようにころころとベッドの上で転がる。
 そんな四葉とは対照的に鈴凛は机の方に向かう。

「あれ?鈴凛ちゃん、どしたデスか?」

 しかし鈴凛はその問いには答えず、逆に質問を返す。

「ねぇ、四葉ちゃん、今度はあたしが上でいい?」

 体を起こし、ベッドの上にちょこんっと座って答える。

「えっ?まぁ…それはかまわないデスが…。」

「ふふっ、今度はあたしが四葉ちゃんをイカせてあげるねっ♪」

「むむっ!それは四葉に対する挑戦デスね〜っ♪いいデスっ!受けて立つデスっ♪」

 ベッドのスプリングで跳ねて遊ぶ四葉をみてくすりと笑い、
 机の引き出しに中の布に包まれた30cmほどの棒と小さな箱を取り出す。

「これはちょっとすごいんだから…♪」

 四葉に聞こえないように小声でつぶやくと、
 取り出したものを後ろ手に隠しながらベッドに近寄っていく。
 四葉は鈴凛に気付くとベッドに真中で仰向けになる。

「鈴凛ちゃんがしてくれるなんて楽しみデス♪」

「じゃあ、いくね。」

 いったん持ってきた物を四葉に見つからないように端に置くと、
 四葉の足の間にもぐりこむようにベッドに乗り、その股間に顔を近づけていく。
 四葉のそこはさきほどのなごりか、これからの期待からかすでに潤み始めている。

「ふふっ」

 四葉の蜜を舌ですくい取るようになめる。

「あんっ!」

 四葉の反応に気を良くした鈴凛は舌の動きを速め、さらに攻めていく。
 いきなりの激しい愛撫に四葉は驚きを隠せない

「はあぁっ!?あぁっ!くぅんっ!はぁ…んんぅっ!」

 無意識に腰を引こうとする四葉に対し、鈴凛は足を抱え逃がさない。

「そんっ!はぁっ!やぁっ!もっとっ!ゆっくぅっ!はあぁっ!」

 手で鈴凛を止めようにも力が入らず、どうすることもできない。

「はぁっ!やぁっ!もうっ!ゆるしっ!てっ!デスぅ!」

 鈴凛は自分の舌の動きに翻弄されている四葉を見ているといいようのない快感を感じる。

『そろそろ…いいかな?』

 もう四葉のあそこは蜜をたっぷりあふれさせ、シーツに染みを作るほどになっている。
 とどめとばかりにちょこんと顔を出したクリトリスを吸い上げる。

「ふぁあああぁぁんっ!」

 軽い絶頂を迎え、四葉はぐったりとしている。
 そこで鈴凛はいったん体を離し、先ほどの棒と箱をたぐりよせる。

「はぁはぁはぁはぁはぁ…………」

 四葉は全速力の後のような息切れの中、鈴凛を気にする余裕もなく、
 ただただ絶頂の余韻に浸っていた。
 そんな四葉の左足を抱きかかえ股を大きく広げると、
 布をはぎ取ったそれを四葉のあそこに当てる。

「ひゃっ!」

 突然あそこにあてられた冷たい感触に驚き、そっちを見る

「それ…!?」

「こないだ四葉ちゃんがあたしに頼んでいった物だよ?」

 鈴凛の手に握られているモノ。
 ちょっと濃いめの赤色をしていて、微妙に反り返った凶悪な形。
 バイブ。しかも双頭の。
 形や太さ、長さは四葉の置いていったデータどおりに作った物。

 驚いてる四葉ににっこりと笑いかけるとその先っぽを四葉の中にうずめる。

「んんぅっ!」

 そしてバイブにそっと手を添えたまま体を起こし、反対の先っぽを自分のあそこに当てる。
 まったく触れてはいなかったが鈴凛のあそこも四葉同様、十分に潤っていた。

「やっ!だめデスっ!」

 何をしようとしているのか気付いた時にはもう遅く、鈴凛は一気に腰を沈めていった。

「「くはあああぁぁっ!」」

 四葉は口を開けたまま、呆けたように、でも、どこか満足そうに宙を見ている。
 一方鈴凛も挿入の快感をかみしめるように息を荒げている。

「はぁはぁ、う、うごく…よ。」

 聞こえているかわからないが、一声かけて腰をゆっくりと回し始める。

「「ひあぁっ!」」

 ちょっと回しただけでなかをバイブがえぐる。
 腰を動かすたび四葉は喘ぎとも悲鳴ともつかない声をあげ、
 鈴凛もまたバイブが生み出す快感に身を震わせている。

「はあぁっ!ああっ!くぅっ!はぁっ!ひっ!ああぁんっ!」
「ひゃんっ!はぁあっ!くっ!あぁんっ!だっ!めっ!えぇっ!」

 まるで四葉を支配しているような感覚に、とろけるような悦楽を感じ、
 四葉をさらに攻めるたてるために、腰の動きを強めていく。

「はぁっ!はぁっ!ふっ!はっ!どお…?よつっ!ばちゃっ!んんっ!」
「ああっ!ああっ!ダメッ!はぁっ!りっ!りんりんちゃっ!だっ!はぁんっ!」

 ぐちゅっぐちゅっ、っといういやらしい音を立てながら、四葉を攻めあげる。
 苦しそうにあえぐ四葉を見てるとなんだかもっといじめたくなってくる。

「ふっ!ふぁっ!ああっ!はぁっ!じゃ…あっ!こんんっ!なのはっ!」

 そう言うと脇に置いておいた箱を手に取り、付いているつまみを1段階回す。

「んんっ!」
「んああああぁぁっ?!」

 四葉の躰がびくんっと跳ねる。
 双方のなかでバイブがブルブルと震え、掻き回しはじめる。

「ふぅんっ!はっ!はあぁっ!くぅっ!」
「ふぁあああぁぁっ!はぁっ!ああぁぁっ!」

 鈴凛は製作段階で何度か試し、もっと強い段階も経験済みであったが、
 一人で使うのと二人で使うのとではやはり違う。
 なにしろバイブの動きに、四葉の快感に震える動きも加わるのだ。
 しかし、四葉はその比ではなかった。
 もう、ただただバイブから伝わる快楽に身をゆだねるしかなかった。

「ああぁっ!ひぃっ!はっ!も…はぁっ!だ…めぇっ!」

 苦しそうにしてた四葉の顔がとろんとした色をおびた表情に変わる。
 その変化にぞくぞくする快感を身に感じながら、つまみをさらに1段階あげる。

「ひああああぁぁぁんっ!はぁっ!もっとっ!もっとデスぅ!
 もっと四葉を気持ち良くしてほしいデスぅ!」

 われを忘れてもとめる四葉に自分自身も激しい快感を感じながらも応じる。
 すでに鈴凛も、もう引けないところまできているのだ。
 二人は互いに快感をむさぼるように腰を突き合い、こすりあう。

「はあぁっ!ひゃんっ!はぁっ!あああぁっ!」
「ふあっ!はああぁっ!くぅっ!はぁんっ!」

「いっ!いいデスっ!よつばっ!こんっなの…っ!はじめてっ!デスぅっ!」

「あっ!あたしもっ!きっ!もちよくってぇ!どうにか…なっちゃいそうっ!だよぉ…」

「なっちゃうデスぅ!いっしょに!どうにか、なっちゃうデスぅ!」

「うっ!うんっ!あたし…っ!もうっ!」

「よつばもっ!よつばももうっ!だめっ!デスぅ!」

「イこっ!ふたりでっ!いっしょにっ!いっしょにっ!」

「イクデスっ!よつばっ!イっちゃうデスぅ!もうっ!イっちゃうデスぅ!」


「「っ!あああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!」」


 ビクビクと躰を震わせ、鈴凛の躰が崩れるように後ろへ倒れこんでいく。
 そのひょうしにバイブが抜け落ちベッドの上で跳ねる。
 ひくひくとけいれんする二人の間でただバイブだけが動きを止めることなく震えていた。


 ・・・・・・。


 意識を取り戻した二人はシーツを洗濯機に放り込むとお風呂に入って、
 ちょっといたずらもまじえつつも体中の汗や蜜を洗い流す。
 さっぱりしてあがる頃には、もう夕方近くになっていた。

 それからソファーをきれいにしたり、ベッドの敷布団を変えたり、
 すっかり忘れていた食事などを済ましているともうすっかり日は落ちて夜といっていい時間だ。

「はぁ…、なんだか今日一日えっちしかしてないみたい…」

 食事の後片付けをしながらつぶやく。

「みたいじゃなくて、ほんとにえっちしかしてないデス♪」

 横で洗い終わった食器を拭きながら四葉が答える。

「もうっ四葉ちゃんは…」

 あきれたようにため息一つ。

「それにぃ…ふふふふ〜っ♪」

 四葉は何かをたくらむように笑い、続ける。

「今日はまだこれからデス♪」

「ええっ?!」

 はっと顔をあげ四葉を見る。
 四葉はその視線に対し、笑顔で返す。

「あんな面白い物があるんデスから、今日はとことん堪能するデス♪」

 四葉はまだまだ楽しむつもりでいるようだ。

「も…好きにして…」

おわり
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